アナタが忘れかけていた大切な事を思い出せる、そんなアルバムです。
旅先の空の下にいるみたい、自由に広がっていくひたすらに甘い気持ち
よしもとばなな
ハワイの伝統を継承するクムフラに成長したサンディー。近年はハワイ~タヒチの音楽(とダンス)に精力を注いできた彼女が、最新作の本作でついに21世紀の新しいワールド・ミュージックを作り上げてくれました。
サンディーとユニットを組むのは、エスニック・アンサンブル・ユニットKOH-TAOのBUN。前作『花ビラ』以来のコンビによるセカンド・アルバムということになります。
今回も伴奏のサウンドの中心にいるのは、BUNが演奏する自作のカリンバ(親指ピアノ)。アフリカで生まれたこの楽器の優しくも悠久な響きに包まれて、サンディーの歌声は世界を縦横無尽に駆け巡ります。ハワイからタヒチ、そして沖縄…。さらに伴奏にはインドの太い笛やら若手グループ、
アースコンシャスによるアジアの伝統打楽器の音色も聞こえてきて、ますます多彩。キラキラドキドキ、色とりどりに輝く全12曲です。
しかも収録されたのは、サンディーを中心にしたユニットによる新曲ばかり。サンディーはソングライターとしての才能を久しぶりに爆発させてくれました。
これまで体験してきた音楽の要素を取り入れながら、それらをまったく自然に消化してゆくサンディー。その音楽は21世紀という時代を呼吸しながら、ますますスケールの大きな独自の世界を作りはじめました。
これは2010年のワールド・ミュージックの最大のニュースです。
(公式ブログ解説より)
サンディブンブンご本人による全曲解説と試聴はこちらから