クムフラ(古典フラの継承者)でシンガーのSANDII(サンディ)と、エスニックアンサンブルユニット KOH-TAOのBUN(ブン)による新ユニット「SandiiBunbun」の1stアルバム
BUNの作るカリンバの音とヴォーカリストとして生を受けたSANDIIの歌声が響きあって、キラキラと輝く祈りに満ちあふれた曲たちが生まれました。全14曲全てオリジナルの新作です。
ステキな人生求めるならば あなたがステキになるしかない
~アルバム収録曲「PAYAKA」より~
どんなにつらいときも、幸せなときも、とどまることはなく過ぎていってしまう。
そのことの切なさ美しさが いっぱいにつまったアルバムです。
特にタイトル曲の「Kabira/花ビラ」は超名曲!
これまでの人生の中の同じようなある日ある時を、聴いた人それぞれが苦しく愛おしく思いかえすのではないでしょうか。
よしもとばなな
【SandiiBunbun本人による解説】
初めましてSandiiBunbunです。
私たちの出会いはKOH-TAOの4thアルバム「HEARTLAND」に私がゲストヴォーカリストとして参加したのがきっかけです。一緒にLive活動などをしながら自然な形でユニットになりました。
BUNの作るカリンバとヴォーカリストとして生を受けたSANDIIの歌声がこんなにも心地よく共鳴出来る事が何よりも新鮮で衝撃的な発見でした。
世界ツアーを何度もして得た貴重な体験と、ハワイやポリネシア全体と自分との不思議な繋がりから編み出した宇宙観を通して自分の中に何が宿っているのだろう?
そのロマンの種がアルバムの中で一つ一つ膨らんできたのです。
一心に奏でるBUNの音に触発されクムフラ*としての未来が見えてきたような祈りに満ちあふれた曲達が生まれました。
そう、全ての音は祈りの原点なのです。
by SANDII
楽士から国内外ツアーでカリンバという楽器を使い演奏を重ねてきた経験が今回SANDIIとのユニットで僕に新たな道を切り開かせた。
音霊を奏であげ、言霊と重なりあいそして一つになり曲が生まれてくる。そこには新たな想いやヴィジョンが散りばめられキラキラと輝きはじめる
その輝きには祈りがあった。 ~ココチヨク キモチヨク~
by BUN
【曲解説と試聴】
1:Lalani
太平洋の真ん中辺りで小さな島のように浮かんだPEACE BOATの真上に
信じられないほどの星の大河が輝いてました。
その祝福された瞬間の中で生まれてきた曲です。
そこは圧倒的な宇宙そのものでした。
まるで牧野持侑さんの奏でるアルケミー・クリスタルボウルの倍音のよう☆☆☆
Lalaniとは天の川の意味。
2: Dripping cristals ( Interlude-1)
3: Hi!!Hi!!Hi!!Hi!!
作曲のため沖縄に渡った私たちから
出来た原曲が素直に引き寄せられたどり着いた彼の地は
インドネシアのジャワ辺りの音楽との融合でした。
旅を重ねると知ってる音階が勝手にルーツを探してくれたような曲です。
こんな時代だからこそ光と陰のどちらを選ぶかがとても大切なのです。
4: Mustafa
60'年代に一斉を風靡した坂本九さんの主演映画「悲しき60才」から触発された一曲。
貧しかった主人公Mustafaが見初めた彼女は捕らわれの身でした。
その彼女と結ばれるために月日が経つのも忘れ夢中で働き億万長者になって彼女を
迎えに行ったが、結ばれずに終わった映画。
その後タイムマシーンを手に入れたMustafaが生まれ変わった恋人を
迎えにいき時間と空間をも乗り越えたラブストーリーを歌にしました。
ヤァ~ムスタファ~ライ!☆
5: Shanti (Interlude-2)
6: pema ~気づきの花~
「pema」 とは サンスクリット語で蓮という意味だそうです。
人生を戸惑いながらも気づきを集めて前進していく「心の旅」がテーマの曲です。
今回のレコーディングスタジオとなったギャラリーpemaは
数々の美しい曼荼羅に守られた聖地です。どうしてもそこの柔らかさを録音の要素に取り入れたかった私たちは
何とテーマ曲まで捧げさせてもらいました。
私SANDIIの20年来の愛する友人山口智子に感謝して・・・・・
7: Fly so high ~天使の記憶~
太古の昔から全ての魂は天から舞い降り
そして天に帰っていく事を私たちは知っている。
身体を離れていった魂は大自然の現象を使って
常に私たちを見守ったりコミュニケーションをしたがっています。
悲しい時も苦しい時も私たちを取り巻いているはずの
聖なる存在からのメッセージソング。
8: PAYAKA
ステキな人生求めるならばアナタがステキになるしかない!!
そんな素敵を集めた私たちの大好きな場所、
そこに行くと必ず大切にしたい思い出が生まれます。
抱えきれない程の思い出が歌になりたがっていました。
そこでは兄弟姉妹のような仲間が集い音を奏で平和な気持ちが芽生え
自分たちの理想とする呼吸感と笑い声に満たされてます。
南国・亜熱帯の雰囲気と美味しいご飯、雑貨、衣類は
まるで旅でのハイライトを集めたようなPARADISEです。
オーナーのトオルくんをはじめスタッフの皆さんいつもありがとう。
9: Wake up to Dream
水先案内人としてPEACE BOATに乗船した
貴重な体験からのワクワク感を曲にしました。
船はゆっくりとまるで一歩一歩踏みしめるように進んで行き
いつかは丸い地球を抱きしめます。
その毎瞬毎瞬が始まりの連続だと気づかされるのです。
しっかり目を開き心の夢を見続けよう。
10: Up on a Lotus (Interlude-3)
11: Kabira-花ビラ
日本の名勝百選にも選ばれている石垣島の川平湾の美しさは
南太平洋のタヒチにあるボラボラ島に匹敵します。
エメラルドグリーンの海やきらめく日差しを期待してたどり着いた時の川平湾は
横殴りの雨、南国とは思えない冷たい風、子猫たちも寄り添い凍えていました。
美しい川平湾に会いたく、裏のお宮に手を合わせ
そして見えない星に祈りを込めて作った曲です。
そこに息づくロマンチックな切なさは、アルバムのタイトルチューンになる程に
強い光を発しています。
12: Wish ~ほしのみち~
「平和や調和」への想いを一音一音心を込めて奏であげた一曲。
SANDIIが尊敬している星読みの先生、明理さんの
未発表書き下ろし本「ほしのみち」を英訳させてもらった時に、
歌に乗せてみたかった言葉が星のように散りばめられました。
13:Dream time (石垣島)
14:女神のはからい(ボーナストラック)
08'11月に東京・三軒茶屋"カフェOHANA"での臨場感が伝わるLive録音。
ゲストにバンスリ奏者カルロスとヴォーカルとっこさんを迎えたセッション。
インドのエキゾチックなヴォーカルに寄り添うように
古典フラの名曲「Pu'u onioni」*がクムフラSANDIIの口をついて出た。
まるで女神のはからいとしか思えないような曲。
*火山の女神Peleとその妹Hi'i akaの物語
【レーベル】Mana Pacifica
【品番】MP-8888
【発売年】2009年6月
【収録時間】 61 分
【仕様】18ページのブックレット付き紙ジャケット
【SandiiBunbunプロフィール】
SANDII シンガー/クム・フラ
10代を主にハワイで過ごし本格的にフラを学ぶ。1980年、細野晴臣プロデュースのアルバムを日英で発表、その後も、サンディ&サンセッツとして数々の作品をワールドワイドにリリース。1980年代から毎年世界ツアーを敢行、その活動をアメリカ、カナダ、ジャマイカまで拡げ、国内外で高い評価を得て、世界に通用する日本のアーティストとして数々の歴史的シーンを残す。1996年よりハワイ音楽に取り組み、日本におけるハワイアン・ムーブメントのきっかけをつくる。2001年「Sandii Hula Studio」を設立。2005年、フラの正統的継承者であるクム・フラを襲名。
Sandii公式ホームページ
BUN アーティスト/ カリンバプレーヤー / 民族音楽奏者
ソロユニットKOH-TAOを主催。世界を旅する中で、自身の音霊に目覚め、フジロック・フェスティバルや愛知EXPO「渚音楽祭」、アースデイ@代々木公園などでパフォーマンスとスキルを披露。その一方で、奈良・天河大辨天社の楽士や「地球一周の船旅・ピースボート」の水先案内人としてコンサートや講演を開催。
BUN公式ホームページ
【アルバム発売記念ライブ at PAYAKA】
2009年6月12日 このアルバムの発売ツアーとPayakaの開店8周年を記念したイベントを店内テラスにて開催しました。
天気にも恵まれ、やわらかな雰囲気に包まれたココチよい時間でした。特にPayakaのために作ってくれたその名も「PAYAKA」の演奏では、「パヤカでPAYAKAよ!」という掛け声に導かれ、最後には全員総立ちとなり大盛り上がりでした。 サンディさん、ブンさん、ありがとう!!








